ニーアオートマタ ネタバレ無し
「ニーアオートマタ」
奇才、ヨコオタロウ氏が生み出す一癖二癖もある物語とゲームデザイン。それをプラチナゲームズが制作するという完璧な布陣で作り出したゲーム。
先日寝ずにやってクリアしました!(^o^)
それはもう命を削りながらやりましたよw
結論から言うと、すご〜〜〜く面白かったです!!ワンダフル!!
高いお金を出して限定版を買っただけの甲斐がありました。というか、それ以上の良い体験をさせてもらいました。
「感想」
制作発表時、プラチナゲームズが制作すると聞いた時から「アクション」には期待をしていましたが、予想通り、すごく良かったです!
むしろそこだけじゃなくて、前作でも採用されてた「カメラの強制位置固定」や「ノベル要素」などのニッチな要素をこれでもかとぶち込み、それでいてゲーム全体のバランスがとれていたのは、プラチナゲームズの制作陣の愛と技術とセンスの賜物ですね!!
しかしだからと言って、インディーズ感が無い訳ではなくて、各所をわざとアンバランスにするというバランスの取り方もしててその具合も美しいw
ゲーム全体としての完成度で言えば、完璧に近いんじゃないかな。
少なくとも私的美的センスでは、すごく整ってました!!
「物語」
物語の内容もすごく良かった!!
今回はSF色が今までのヨコオ作品に比べて強いです。
「荒廃した世界での機械同士の代理戦争」
「心を持たない者たちと人類の行き着く先にあるもの」
SF好きの僕は超大歓喜ですよ!(*≧∀≦*)
また、ヨコオゲーの物語の特徴と言えば、基本的に鬱ゲーと呼ばれています(見方によっては様々な風に捉えることができますが)。
悲しかったり、哀しかったり、切なかったり、クスッときたり。その上で何かを感じ取るという表現。それが従来からのファンを魅了してきました。
こういった表現はもちろん今作も健在であります!
是非色々な人に楽しんで欲しいですw
(ゲス顔
「音楽」
前作に引き続き岡部さんの創る音楽が素晴らしい!
「色々な人々の暮らしの中に混在する、澄んだ川の流れや錆びた鉄骨の匂い」のような清濁を併せ持った表現の音楽。
ゲーム内で、すごく気を遣って繊細な音の魅せ方をしていると感じました。
今回もサントラ購入確定しちゃううう!!
「キャラクター」
今作のキャラクターデザインも素晴らしいです!!
全体的に黒と白を基調にしたデザインは、荒廃した世界感とマッチしていて独特な世界を作り上げています。
各所で話題になっていますが、2Bちゃんが超カワイイですw
もちろん、美ショタな9Sや女性にモテる美しい女性的なA2も良い!w
「まとめ」
実は先ほど文章を書く為にプレイを思い出していると涙しそうになりましたw。
でも
誰かが亡くなるとか不幸なエピソードを思い出す様な、過去を振り向いての負的な涙ではありません。
前を向いて流す涙。
僕はゲーム中に最後の展開を迎えた時、「安易な感動」の体験ではない、「心が震える」ような体験をしました。
それがプレイし終えた後も余韻を残すんです。
私事ですが、僕が生まれてから初めてゲームを遊んだ、幼き頃のあの日から幾年も時が経ちました。
若輩ものですが、こんな僕でも挫折や喜び、出会いや別れ、色々な出来事がありました。
そしてそれは僕だけに限った事ではなく、世界中の人たち、勿論本作のディレクターのヨコオタロウさんも同じだと思います。
前作「ニーアレプリカント・ゲシュタルト」から本作が発売するまでにも8年もの歳月が流れています。
この世に生まれて、ヨコオさんが経験した事、変化した事、想った事。
そこに製作者全員の培った経験や技術が加わりできた作品。
本作は、間違いなく現時点での、ヨコオタロウの集大成だと思います。
たしかに本作は万人にウケるような内容ではないですが、一部の人の心に深く美しく思い出が残る作品です。
「本当に、ゲーム史の1ページに大きく名を刻んだなぁ。」と自信を持って言えます!
製作者の皆さんには脱帽です。
是非色々な人にプレイして欲しいと思います。
ここまでお読み頂き、ありがとう御座いました!!
次回はネタバレ有りで感想書きたいです!
それではまた次の機会に!!
アデュー!!